MVP小林悠と谷口彰悟。川崎Fの主将、副主将が見据える「これから」
【川崎フロンターレ】小林悠選手×谷口彰悟選手 特別対談!②
背中でフロンターレを引っ張れる存在に
――では、30歳になり、普段の生活で変化を感じることはあります?
小林 何事もラクなのがよくなりましたね(笑)。ファッションでも、昔はムリして細身のものを着たりしてたけど、ストレッチの利いたものとか。ジャージ的なものとか。
谷口 それって、ただのおじさんじゃないですか!(笑)。
小林 そうなるんだって! 家族ができると。服を買いに行っても、子供を気に懸けなきゃいけないしで、まず店で試着ができないんだから。この間、二人とも寝たから奥さんが「いまがチャンスよ!」って気を遣ってくれて。速攻、試着して、やっと買えたくらい(笑)。
谷口 なるほど。結婚すると、そういうこともあるんですね。僕は独身なので、まだ全然わからないですけど。気楽ですね。ひとり暮らしは。
――今季キャプテン、副キャプテンとしてやってこられて思ったこと。これからの目標は?
谷口 先ほども言いましたが、26歳はサッカーの世界では中堅。若い選手もどんどん出てきているので、僕が間に立ってもっと上手くまとめていきたいと思います。
小林 キャプテンとしてピッチではもちろん、それ以外でも考えることが多くなりましたけど、やらなければ気づけなかったことばかりでしたし、自分の中にいろいろと引き出しも増えた。これからのサッカー人生において、プラスになることの方が多いだろうなと。だから次は、それを糧にして生かせるかどうか、でしょうね。
谷口 ピッチの内外に関わらず、チーム最年長の(中村)憲剛さんが誰よりも張り切ってやってますから。僕らは憲剛さん以上にがんばらなきゃいけない。また、サッカー選手の仕事はお客さんあってのものですし、僕も副キャプテンとして少しでも盛り上げていけたらなと思います。
小林 憲剛さんとまではいかなくても、もっとチームの顔としての自覚を持ってやっていきたいですね。チームを鼓舞して、なおかつお客さんを盛り上げる。早く憲剛さんのように、背中でフロンターレを引っ張れる存在になりたいです。